生と死の画家たち

七月二日、札幌で開かれた北海道母親大会に参加してきました。
 記念講演「信州の二つの美術館からー生と死の画家」と題して「信濃デッサン館」「無言館」館主の窪島誠一郎さんのお話を、お伝えします。
 窪島さんはご自身の半生を語りながら、無言館への思い、反戦・平和への思いを語ります。
 戦争中、大学を繰り上げ卒業というかたちで召集された画家の卵たち。
出征の直前まで愛する家族や恋人を描きつつ、「生きて帰って必ずこの続きを描く」とキャンバスの裏に書き残し、約束しながら、戦場で息絶えた大勢の若者たちの無念。
この戦死した一人一人が、家族の元に残していった一枚一枚の絵が一堂に会せば、妻・恋人・妹・父母たちに支えられている命の喜び、生きている証が、戦争の不条理さが、誰の心にも自然にわいてくるのではないか。
残された一枚一枚の絵を集める作業、その絵に託された六十年前の若者の思い、手元に残った絵を六十年間大切に抱いてきた家族の思い。
戦後六〇年、高度経済成長が終わってみれば、親が子を殺し、子が親を殺す。「人を信じる力」「心と心でする握手」など、どれだけかけがえのないものを失ってきたか。
「生命」と書く「いのち」は、個々の人間が心して生きないかぎり、獲得できない。
人間という生き物は、感動の物語を伝えていく生き物。
人に伝える義務があり、またそれが生きている証でもあり、そのネックレスが社会をつくっている。
人間は誰でも「小さなスケッチ帳」を持って生まれてくる。そのスケッチ帳に、すばらしい絵を残そうではありませんか。        
(以上、講演の概要です)

…さて、あなたはスケッチ帳にどんな絵を残しますか?

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7月3日、年金者組合の第18回大会にうかがいました。

 7月3日、全日本年金者組合夕張支部の18回大会にうかがいました。この組合には私も「誰もが最低保障年金をもらえるように」という主旨に賛同して、賛助会員として入会しています。
 
 夕張市議会の議会報告と北海道道警裏金問題、大増税の問題などを短くまとめてお話させていただきました。
 総会後の懇親会ではカラオケで「愛燦燦」をご披露、たくさんの拍手をいただきました。(^^♪

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「私は 日本国憲法です」 北海道母親大会から

 7月2日札幌市で開催された第48回北海道母親大会に参加しました。
 約2500人の参加で、いつもながら会場はあふれる熱気に包まれました。
オープニングの 「私は日本国憲法です」の朗読、母親合唱「母の心をわかってください」「憲法九条五月晴れ」「とべよ鳩よ」。

 引き続き、各年代の女性たちの「憲法に心をよせて」と題した日常生活に密着したメッセージの発表。

 記念講演は「信州二つの美術館からー生と死の画家」と題して窪島誠一郎さんが講演されました。
 最後に「母親パレード」(デモ行進)です。
「小泉首相は靖国参拝をやめなさ~い!」
「イラクから自衛隊を戻しなさ~い!」
「郵政民営化はんた~い!」

「誰もが暮らせる年金を保証しなさ~い!」
「憲法をまもりなさ~い!」と、
たくさんの女性たちの声が、北海道の首都、札幌の街に響きました。
「私は日本国憲法です」 永井和子
あなたの暮らしのそばにいます
あなたが職場で差別されたり
単身赴任の孤独な夜や
未来に希望をなくしたとき
思い出してください わたしのことを
私は 憲法第27条です

あなたの家族と一緒にいます
早すぎる授業に泣いて帰る子
真面目な教師が職場を追われ
子どもの夢が見えないとき
思い出してください わたしのことを
私は 憲法第26条です

あなたの命を守っています
食べることに負われて遠ざかる病院
減らされ続ける年金への怒り
豊かに生きる権利が奪われるとき
思い出してください 私のことを
私は 憲法第25条です

あなたの願いで生まれたのです
誰もが黙ってうつむいていた時代
青年は戦争で死ぬ日を待ち
未来が絶望で閉ざされたとき
みんなが願ったのです 私のことを
私が 憲法第9条です
世界にさきがけ生まれたのです
戦争と戦力の放棄 誓っています
主権在民うたっています
基本的人権掲げています
社会的・経済的権利 明記しています
私が 憲法前文です
世界に誇れる新しさなのです
地球が核兵器で壊されないように
世界から餓える人がいなくなるように
すべての命がいとおしまれるように
今、声をあげて守っていこう
私が あなたの憲法です

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皇室 ・ 「あたらしい歴史教科書」

あるサイトに次のような書き込みが・・・
・・・・皇族24人に宮内庁費110億円・皇室費69億円、お一人さまにつき年間7億5千万も費やされる! その周辺をみるにつけても、
 愛子ちゃんをはじめ皇族の女性には年間2千万の<おこづかい>、男性はもっと多い、なぜそんなに使えるのでしょうか、国民の税金を! これでは成人するまでに少なくとも3億円は貯まっているでしょうね・・・。
 それでいいのでしょうか、多くの皇族方も国民同様に仕事を持って働かれていいんじゃないでしょうか・・・・・・・
 マスコミではタブーでも、インターネットの世界から変革の兆しが見えているようにも思います。
 さて、教科書の展示場で扶桑社「新しい歴史教科書」をしっかりとこの目で確かめてきました。
 一見、普通の読みやすそうな教科書ですが、神話のコラムを見ると、「天照大神は太陽の神で皇室の祖先・・・」??というような記載が!!
 問題点は頭の中では理解して見に行ったつもりでしたが、こうも、あっけらかんと書かれると???なんとも、不思議な気持ちになりました。
 「大東亜戦争」「大戦果」「現地の人々の協力があってこその勝利」「アジア開放に果たした日本の役割・・・アジアの人々を勇気付けた」
 さらに、立派な戦争目的の戦争にも部分的には否定面もあるといった位置づけで、日本語教育や神社参拝、現地人の過酷な労働に少し触れていますが、戦争の侵略的性格への批判はまったくなし。
 戦後インドネシアが独立を勝ち取ったのも、インドが独立をしたのも日本のおかげと思わせる口ぶりで歴史を語り、
さらに「これらの地域では、戦前より独立に向けた動きがあったが、その中で日本軍の南方進出は、アジア諸国が独立を早めるひとつのきっかけともなった」
 アジア侵略の戦争を、アジア開放と言いくるめる、アジアを侵略し野蛮な抑圧のかぎりを尽くした日本を「アジアの解放者」と描き出す教科書、これをアジアの国々が許すわけがありません。
 また、当時日本の戦争目的として最も広く宣伝されたスローガンーーー「八紘一宇」…天皇の支配下に世界を統一する…神の国・日本が支配者として
「大東亜共栄圏」に君臨するというスローガンについては、都合が悪かったらしく削り落とされています。
 締めくくりは特攻隊員の遺書2通。
無数の青年たちが、自分としては純粋な気持ちをささげ、この戦争を神聖な戦争ーー聖戦だと信じて、あの誤った侵略戦争で貴重な生命を失っていったのに、
この遺書に続けて子どもたちに「日本はなぜアメリカと戦争をしたのか、これまでの学習・戦争中の人々の気持ち・上の特攻隊員の遺書や、当時の回想録を読んで考えてみよう」とあります。
・私が生きているのは特攻隊員のおかげ。ありがたい。
・自分の身を犠牲にした日本の偉人
この2点は朝日新聞01年7月2日に掲載された「どうする教科書 採択を前に 上」で紹介された横浜市立中学2年の感想です。
国が検定を行っている教科書にこの記述・・・。
時代錯誤だと思いますが、中学生の純真な心には戦時中の軍国少年がそうだったようにしみこんでいきそうで、本当に恐ろしくなります。
 二十一世紀は人権の世紀。
戦争するには人権が一番邪魔です。
 いろんなところで憲法にうたわれた、国民主権・恒久平和・基本的人権の尊重をはなし、国民の意識に憲法を根付かせる努力が必要だとしみじみ思いました。

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ジェンダーのバックラッシュについて

今日、HPのジェンダーのページをリニューアルしたことを
ブログにまとめていて、
「ジェンダーのバックラッシュ」をgoogleで検索したら、コンパクトでとてもわかりやすいサイトがありました。
・・・現在、日本政府がアメリカに追随して推し進めている新自由主義と、バックラッシュが拠る国家主義や家族主義や伝統主義は、根本的に矛盾するものである。
 しかし、新自由主義を推進する小泉政権が自民党内の最右翼である森派に支えられているように、両者の関係は単純ではない。
 なお、東京都知事の石原慎太郎氏は、元従軍慰安婦を嘘つき呼ばわりしたり、子どもを産めなくなった高齢女性は世の中に不要だとか論じたバックラッシュ派の一人である。
 しかし、彼の家父長的な振る舞いもその国粋主義的な発言と併せて、現在社会を動かしている50代の男性を中心として広い人気を有している。・・・
日本におけるバックラッシュの概観 関東学院大学 : 細谷実
・・・・・ また、こんな記載もあります。・・・・・
 今日、女性の社会進出が進み女性が働いて賃金を得ることが多くなりました。それにも関わらず、再生産労働つまり家事や育児といった仕事はいまだ女性のものです。
 そうした現状はどうして、また、どのようにして起こっているのでしょうか。
 そのような疑問を出発点に、現在進むグローバリゼーションの中で増えていくケア労働者の移動や、グローバル経済のもとで進む、経済格差による女性間での再生産労働の移転・・・これらの再生産労働にまつわる諸問題について、ジェンダーの視点のみならず、人種、階層といった視点からも検討し・・・
 お茶の水女子大ジェンダー研究センター(IGS)主催第18回夜間セミナー:女、移動、そして再生産労働の政治
 結局のところ、”早い話が人間の平等はやめて、弱肉強食の世界にしましょうよ”ということでしょうね。
 人種差別も階層差別も男女差別も当然で、一握りのエリート(と思っている人間)や政治を陰で操る大資本家(戦争でも戦後復興でも大もうけ!)、
に都合のいい社会を、理屈をこじつけ、庶民の目をごまかして作っていこうとしている・・・
 というようなことが見えてきました。
 ・・・人間は誰もが平等で、同じように大切に扱われる権利を持っている・・・という国際連合総会が宣言した、「世界人権宣言」の、
この人権を 認めたくない人たち、つまり、”自分たちの利益が最重要課題の金の亡者たち”少数派が、金にモノを言わせてがんばっているということでしょうか・・・。
 お金はないけど、絶対多数派の私たち、力を結集してがんばりましょう!

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ジェンダー について

  私のHPのジェンダー についてのページをリニューアルしました。
 ジェンダーは学問的には日の浅い分野で、私にもゆとりがなく、なかなかこれといった本も探せないまま、今日まで来てしまいましたが、今回は三冊紹介することができました。
・伊田広行 「はじめて学ぶジェンダー論」 大槻書店
・小倉千賀子&上野千鶴子 「ザ・フェミニズム」 筑摩書房
・小倉千賀子 「結婚の条件」 朝日新聞社
ジェンダーの問題は人権の問題です。
男だから? 女だから? 勝ち組? 負け組?
こんなことにとらわれない生き方を考えてみませんか?
平和問題と同様にライフワークにしていきたいと思っています。
 ジェンダーといえば 女性学の祖ともいえる、「元始 女性は太陽であった」という有名な言葉をで知られる、”らいてう”ですが、「平塚らいてうの会」では「らいてうの家」(仮称)建設募金のよびかけをしています。

 私も卒論「らいてう」では、大変お世話になったので、賛同者を募り募金したいと考えています。
 さて、現代はジェンダーのバックラッシュも大きな問題です。
このことをコンパクトにまとめてあるサイトがあったので紹介しておきます。
「日本におけるバックラッシュの概観 」  関東学院大学 : 細谷実
 やはりここにも、大きく政治が絡んでいます。
 政治は、ことごとく暮らしに結びついているのですね。

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どんどん広がる平和運動

 6月22日、新日本婦人の会北海道本部副会長、工藤富美子さんによる第7回NPT(核不拡散条約) 再検討会議にむけての、ニューヨーク行動の報告会が清水沢研修センターで行なわれました。

 これは、平和問題でいつもがんばっている「新婦人夕張支部で是非報告会を!」との工藤副会長の強い希望で実現したものです。

・・・日本原水協から300人の予定を大幅に上回る、800人をこえる要請団がアメリカ・ニューヨークへ。核兵器廃絶を訴えて、「いま、核兵器廃絶を」の500万筆の署名を携え、アメリカ各地での署名行動やパレード、大集会への参加、各国の国連代表部への要請、アメリカ市民との交流など、さまざまな活動にとりくみました。要請団には全国の新婦人から200人が参加して、地元の新聞にも「全世界から、4万人規模の集会は久しぶり…」と大きく乗ったそうです。・・・

 平和運動も大きく発展していますが、平和運動のHPや、平和を語るHPも、すごい勢いで増え続けています。ほんの少しだけ紹介しますと (下記の青色の文字からジャンプできます。)

「憲法を暮らしに生かす市民の会」

・アメイジンググレイスで歌う 峠三吉 「にんげんをかえせ」

不屈 和歌山県版 (他に県内多数の「不屈」ブログ)

戦争を語り継ごうリンク集

・非戦つうしん

 さらに、「憲法九条を守れ」の共同も全国の隅々にまで広がり、「九条の会」そして「各地・分野の九条の会」は2千を超え、なお広がり続けています。 

 平和を守り、暮らしを守る運動、HP、本、ビデオ、さらに今度は「漫画で見る憲法問題 みんなで読もう 憲法」が民主商工会から出版されました。

 商店街のラーメン屋さんの元さんとお客、総菜屋のおばあちゃんが、憲法問題をわかりやすく語る15ページほどの漫画です。

 さて、6月議会も終了しました。 今度は、街頭宣伝です。

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どんどん広がる平和運動

 6月22日、新日本婦人の会北海道本部副会長、工藤富美子さんによる第7回NPT(核不拡散条約) 再検討会議にむけての、ニューヨーク行動の報告会が清水沢研修センターで行なわれました。


 これは、平和問題でいつもがんばっている「新婦人夕張支部で是非報告会を!」との工藤副会長の強い希望で実現したものです。


 ・・・日本原水協から300人の予定を大幅に上回る、800人をこえる要請団がアメリカ・ニューヨークへ。核兵器廃絶を訴えて、「いま、核兵器廃絶を」の500万筆の署名を携え、アメリカ各地での署名行動やパレード、大集会への参加、各国の国連代表部への要請、アメリカ市民との交流など、さまざまな活動にとりくみました。要請団には全国の新婦人から200人が参加して、地元の新聞にも「全世界から、4万人規模の集会は久しぶり…」と大きく乗ったそうです。・・・


 平和運動も大きく発展していますが、平和運動のHPや、平和を語るHPも、すごい勢いで増え続けています。ほんの少しだけ紹介しますと (下記の青色の文字からジャンプできます。)


「憲法を暮らしに生かす市民の会」


アメイジンググレイスで歌う 峠三吉 「にんげんをかえせ」


不屈 和歌山県版 (他に県内多数の「不屈」ブログ)


戦争を語り継ごうリンク集


非戦つうしん


 さらに、「憲法九条を守れ」の共同も全国の隅々にまで広がり、「九条の会」そして「各地・分野の九条の会」は2千を超え、なお広がり続けています。 


 平和を守り、暮らしを守る運動、HP、本、ビデオ、さらに今度は「漫画で見る憲法問題 みんなで読もう 憲法」が民主商工会から出版されました。


 商店街のラーメン屋さんの元さんとお客、総菜屋のおばあちゃんが、憲法問題をわかりやすく語る15ページほどの漫画です。


 さて、6月議会も終了しました。 今度は、街頭宣伝です。


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アメイジンググレイス で CD「にんげんをかえせ」

 CD「にんげんをかえせ」 ができました!
なんと、アメイジンググレイスの曲にのせて・・・・  歌は 横井久美子さんです。
詳細は http://www.cdngk.net/cdinfo.htm

上記のサイトから下記のページにリンクもされています。
<原爆訴訟>
東京おりづるネット(原爆裁判の勝利をめざす東京の会) 
東京都原爆被害者団体協議会(東友会)
原爆症認定集団訴訟を支える青年の会-TOKYO- PEACE BIRD
原爆訴訟かながわ支援の会 原爆訴訟・京都原爆訴訟支援ネット
原爆症認定を求める集団訴訟を支援する広島県民会議(原爆訴訟を支援する会)
宮城県原爆被害者の会「はぎの会」 (原爆症認定を求める宮城の会の活動)
長崎原爆被災者協議会 (原爆症認定集団訴訟を支援する会・長崎の活動)
<核兵器廃絶>
核兵器の廃絶をめざす日本法律家協会(日本反核法律家協会) 
東京反核医師の会
ノーモアヒロシマナガサキ国際市民会議
<ヒロシマ・ナガサキ>
広島平和記念資料館 
長崎原爆資料館 
<CD演奏>
横井久美子 
・・・核廃絶と原爆症認定を求めて、この歌を、日本中、世界中に広げましょう! ・・・

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6月議会が終了しました。

やっと6月議会が終了しました。
 毎回のことですが、一般質問をしそのなかでも「連絡所廃止反対」に関しては、終わってから、他会派からもエールをいただきました。終わってからエールを送るくらいなら、自分たちも積極的に反対すればいいのに・・・。
 今回の6月議会の一番の目玉は「議員定数18から14への4議席減!」でしょうか・・・。
 私と議長以外の全議員の提案で、当然反対も私一人です。
 提案理由は、「行財政正常化と”市民の声”」だそうですが、反対意見もUPしました。

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