皇室 ・ 「あたらしい歴史教科書」

あるサイトに次のような書き込みが・・・
・・・・皇族24人に宮内庁費110億円・皇室費69億円、お一人さまにつき年間7億5千万も費やされる! その周辺をみるにつけても、
 愛子ちゃんをはじめ皇族の女性には年間2千万の<おこづかい>、男性はもっと多い、なぜそんなに使えるのでしょうか、国民の税金を! これでは成人するまでに少なくとも3億円は貯まっているでしょうね・・・。
 それでいいのでしょうか、多くの皇族方も国民同様に仕事を持って働かれていいんじゃないでしょうか・・・・・・・
 マスコミではタブーでも、インターネットの世界から変革の兆しが見えているようにも思います。
 さて、教科書の展示場で扶桑社「新しい歴史教科書」をしっかりとこの目で確かめてきました。
 一見、普通の読みやすそうな教科書ですが、神話のコラムを見ると、「天照大神は太陽の神で皇室の祖先・・・」??というような記載が!!
 問題点は頭の中では理解して見に行ったつもりでしたが、こうも、あっけらかんと書かれると???なんとも、不思議な気持ちになりました。
 「大東亜戦争」「大戦果」「現地の人々の協力があってこその勝利」「アジア開放に果たした日本の役割・・・アジアの人々を勇気付けた」
 さらに、立派な戦争目的の戦争にも部分的には否定面もあるといった位置づけで、日本語教育や神社参拝、現地人の過酷な労働に少し触れていますが、戦争の侵略的性格への批判はまったくなし。
 戦後インドネシアが独立を勝ち取ったのも、インドが独立をしたのも日本のおかげと思わせる口ぶりで歴史を語り、
さらに「これらの地域では、戦前より独立に向けた動きがあったが、その中で日本軍の南方進出は、アジア諸国が独立を早めるひとつのきっかけともなった」
 アジア侵略の戦争を、アジア開放と言いくるめる、アジアを侵略し野蛮な抑圧のかぎりを尽くした日本を「アジアの解放者」と描き出す教科書、これをアジアの国々が許すわけがありません。
 また、当時日本の戦争目的として最も広く宣伝されたスローガンーーー「八紘一宇」…天皇の支配下に世界を統一する…神の国・日本が支配者として
「大東亜共栄圏」に君臨するというスローガンについては、都合が悪かったらしく削り落とされています。
 締めくくりは特攻隊員の遺書2通。
無数の青年たちが、自分としては純粋な気持ちをささげ、この戦争を神聖な戦争ーー聖戦だと信じて、あの誤った侵略戦争で貴重な生命を失っていったのに、
この遺書に続けて子どもたちに「日本はなぜアメリカと戦争をしたのか、これまでの学習・戦争中の人々の気持ち・上の特攻隊員の遺書や、当時の回想録を読んで考えてみよう」とあります。
・私が生きているのは特攻隊員のおかげ。ありがたい。
・自分の身を犠牲にした日本の偉人
この2点は朝日新聞01年7月2日に掲載された「どうする教科書 採択を前に 上」で紹介された横浜市立中学2年の感想です。
国が検定を行っている教科書にこの記述・・・。
時代錯誤だと思いますが、中学生の純真な心には戦時中の軍国少年がそうだったようにしみこんでいきそうで、本当に恐ろしくなります。
 二十一世紀は人権の世紀。
戦争するには人権が一番邪魔です。
 いろんなところで憲法にうたわれた、国民主権・恒久平和・基本的人権の尊重をはなし、国民の意識に憲法を根付かせる努力が必要だとしみじみ思いました。

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