世の中を変える種よ、広がれ 作家 松田解子(九九歳)

 来年百歳になりますが、私は世の中が一度変わったのを見ています。戦前戦争に反対していた共産党は「国賊だ」といわれたけど、敗戦で、それが全く違うことがわかった。歴史は変えることができるんです。

 だから、日本共産党が将来、失業苦がなく、生きる権利が保障される社会、一日の労働時間を短縮し、残る時間は自由に過ごし、自分の能力を生かすことができる社会を目指していることを、遠い夢とは思わないのです。

 今の政治は安心できない。イラクへの自衛隊派兵は、一言、「絶対に許せない」。
私もかつて生まれ故郷の秋田県で、初恋の鉱夫との中を徴兵で引き裂かれました。「戦争で決して死んではならない」と彼に手紙を書いたことも、今は哀しい思い出です。ところが今は、小泉首相が靖国神社に参拝して、派兵をほめたたえようというのでしょ。もう二度と若者を戦場に送ってはいけません。

 時代の曲がり角にある今、戦前から命がけで反戦・平和をつらぬいてきた日本共産党の存在は本当に大きい。

 なかでも「しんぶん赤旗」は、「戦争に誰もやらない、国民の命を守る」と真っ向から自民党に反対の論陣を張っています。戦中は持っていることが見つかれば捕まるので、息子の腹巻に入れて隠しました。それが今、全国で毎日毎週配られている。希望です。

一人でも多くの人が日本共産党と歩み、また、「赤旗」を読んでほしい。種はどこかにこぼれ、広がっていくものだからね。

赤旗日曜版 7月11日より…

種はこぼれた後、時代とともに変わる環境に適応し、進化しながら繁栄していきます。
さて、三年後…。 

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