夕張の四季

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2011年12月議会 財政再生計画への意見

2011/12/13 夕張市第4回定例市議会 議案第一号 財政再生計画の変更について

議案第 1 号に対しまして意見を申し述べます。
夕張市の財政破綻の歴史的な事実を検証すれば、夕張市の債務のほとんどは 1、炭鉱閉山の処理負担、2、観光、リゾート開発の負担、3、国による地方交付税等の削減の三つの原因によって作られたものです。
そして、1 はエネルギー政策転換という国策が原因であり、2 は観光、リゾート開発という国策と北海道及び夕張市の政策が原因であり、3 は産炭法失効、地方構造改革、行革、三位一体の改革による地方交付税削減という国策が原因であると考えます。

観光リゾート開発の一部に夕張市の責任があるものの、財政破綻の原因と責任の大半が国と北海道にあることは明らかであり、また、北炭や松下興産などの企業に財政破綻の原因と責任があることも明らかです。
したがって、財政破綻の原因と責任がすべて夕張市にあるとする夕張市責任論はそもそも事実認識として明らかに誤りであり、国、北海道と企業の責任を免除するとともに、夕張市と夕張市民に過酷な負担を強い、夕張市の再生を妨げる極めて悪質な役割を果たしていると考えます。

また、財政破綻の原因と責任の大半が国、北海道と企業にあることからすれば、夕張市の再生と財政再建については国と北海道が相応の負担をすべき責任があると言わなければなりません。
以上述べてきましたように、夕張の財政破綻は夕張市だけの責任ではなく、国や道、企業の責任、銀行の貸し手責任も棚上げにされているのは明白です。

さらに、歴代の総務大臣もそれを認めているにもかかわらず、それら夕張市以外の責任が棚上げにされたままになっています。

これは、ここ数年の地域懇談会などでもたくさんの市民から出された意見でもあります。国、道、企業、銀行の責任、国や道の指導責任も明確にした上で、財政再生計画の根本的な見直しとともに、赤字返済ではない、夕張市の真の再生のための計画を作成することが必要と考えます。

高齢者が半数に近づいている夕張市で、市の職員が全国平均と比べて 40 人も不足し、道と他市からの派遣職員を含めても 20 人も不足しています。

市の再生には、そのために働いてくれる職員の標準規模程度の存在が不可欠です。必要な職員数の確保、そして市民福祉や暮らしをしっかりと守るため、再生計画の根本的な変更と次年度への予算措置を求める意見を付した上で、第 1 号議案に賛成を表明いたします。

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300億を超す借金は本当に妥当か?

…2011年6月27日の夕張市第2回定例市議会のなかで、 質問最後に意見として下記の事を述べました。…

夕張再生に向けて行政と市民が一緒になって再生に向けて頑張っていこうという今、このときに、大きな壁として立ちはだかっているのが 300 億円を越す借金です。

国会では、夕張の財政破綻について国や道、企業や銀行にも責任があったと、歴代の総務大臣が認めております。しかし、認めてはいるものの、責任の分担、債務の縮減については何ら明らかにされておりません。

今回の原発の事故で、国民全体が目を向けている原子力発電を引き受けたまちでは、毎年 300 億円を越す交付金が交付されていたと報じられております。

私たち市民の肩に課せられている 300 億円の借金が本当に妥当なものなのか、行政と議会と市民が一体となって検証する必要があるのではないでしょうか。

新しい再生に向けたスタートの今こそ、財政破綻の検証の場を設置しまして、この 300 億円にものぼる借金を縮減する方向で、今、様々な問題の中で夕張の財政の足りなさ、不足が論じられてまいりました。そのことについて、行政と議会、市民挙げて暮らしを守るために、この財政破綻の歴史検証をしっかりとしていくことを要望いたしまして、私の再質問を終わらせていただきます。

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essei 木もれ日浴びて ・・・ 引っ越しました。 

 くまがい桂子の エッセイ 「木もれ日あびて」は 

 新サイト 「Kei Cafe」へ引っ越しました。

  今後引越しが終わり次第 こちらのページはクローズします。

どうぞ、新サイト”KUMA KEI NET”も よろしくお願いいたします。

                             くまがい桂子

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ブログ 引っ越しました!

雪に反射するまばゆい光の中に 暖かく力強い春の訪れを感じるように  なりましたね。
 新しい生命の芽吹く春、くまがい桂子の 新しいサイト「くまがい桂子NET」 ”KUMA KEI NET”が スタートしました。
  このサイトでは 夕張市議くまがい桂子の 分野別政策と市議会レポートをリンクさせ、また、それぞれの議会原稿も 連動して見ることができるよう、「ビジョンと アクションと 結果」が連動して見えるよう工夫してみました。過去の議会原稿のアップを終了すると結果がみえてきますので お楽しみに…。
Kei Cafe は みなさんとコーヒーでも飲みながら 語り合いたいことをエッセイに・・・
ユーパロの風 は 夕張に吹き渡る風のように 日々の活動やネットワークをブログで発信…
 昨年4月にオープンした旧サイトの手作り感はなくなりましたが、各ページとも私が撮影した(orされた)写真をタイトルバックに使いました。
 私の 果てしない注文を快く受け止め、サイトに実現するために 協力してくださった 制作・管理のニッパチさんに このページからも 心から 感謝の気持ちを伝えたいと思います。
  夕張市議会での くまがい桂子の活動を お知らせするとともに   「平和と 暮らしと自由をまもる」ために たくさんの方と手をつなぎ、  ゆるやかなネットワークをつくる”KUMA KEI NET”です。   
 みなさんからの メールやコメントを お待ちしています。
                                                   *ユーパロ~夕張の語源といわれ、アイヌ語で「鉱泉の湧き出るところ」という意味。

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元夕張組

「華麗なる元夕張組、新年会のご案内」がファックスで届きました。

いっしょに子育てをし、同じ保育園の運営にかかわり、そして小樽や石狩、苫小牧へと夕張から転出していった仲間たちとの一年に一回のいわば「同窓会」。

家族の近況や、地域での子育て、学校での様子、子どもたちが大きくなってからはそれぞれの仕事、高齢者介護などなど…、毎年話題は尽きません。

今回、一番話題になったのは、何といっても26才から高校生までの子どもたちの、就職の問題です。

A君は大卒後、会社に入ったものの、仕事がきつく残業も多く、腰を痛めて退職。手術・療養後、現在はアルバイトをしながら「家具職人」養成の学校へ。

Bさんは臨時の教員に採用されたものの、職場の学校がひどい管理教育。教育現場に見切りをつけ、採用の更新をせず、一般企業は「正採用の会社はどこも長時間労働で残業は当たり前」と聞いて、「給料は安くても人間らしい暮らしがしたい。」と今は派遣社員。

C君は希望通り医療機器を扱う会社に入ったけれど、仕事はコンピューターのシステムエンジニア。仕事が終わるのは毎晩10時過ぎ。

D君は高校を出てからフリーター生活。今は派遣社員でホテルの厨房で働く。
E君は高校へ行かず、「ダンスの道に進みたい」そして仕事は大工。見習いだけれど道具は全部自前。親からの借金で揃えるのが普通。

Fさんは看護師、休みがなかなか取れないのが悩み。
6人中4人を親が援助、また、サラ金に何十万と借金のあった子も2人。

幼年期や中学・高校までを夕張で過ごした若者たちが、今、現代のひどい労働条件のもとで、それぞれが必死でがんばっています。

一生懸命働いているのに暮らせない…若者は自信も喪失…。こんな政治、絶対に変えるしかありません!

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元夕張組

「華麗なる元夕張組、新年会のご案内」がファックスで届きました。

いっしょに子育てをし、同じ保育園の運営にかかわり、そして小樽や石狩、苫小牧へと夕張から転出していった仲間たちとの一年に一回のいわば「同窓会」。

家族の近況や、地域での子育て、学校での様子、子どもたちが大きくなってからはそれぞれの仕事、高齢者介護などなど…、毎年話題は尽きません。

今回、一番話題になったのは、何といっても26才から高校生までの子どもたちの、就職の問題です。

A君は大卒後、会社に入ったものの、仕事がきつく残業も多く、腰を痛めて退職。手術・療養後、現在はアルバイトをしながら「家具職人」養成の学校へ。

Bさんは臨時の教員に採用されたものの、職場の学校がひどい管理教育。教育現場に見切りをつけ、採用の更新をせず、一般企業は「正採用の会社はどこも長時間労働で残業は当たり前」と聞いて、「給料は安くても人間らしい暮らしがしたい。」と今は派遣社員。

C君は希望通り医療機器を扱う会社に入ったけれど、仕事はコンピューターのシステムエンジニア。仕事が終わるのは毎晩10時過ぎ。

D君は高校を出てからフリーター生活。今は派遣社員でホテルの厨房で働く。
E君は高校へ行かず、「ダンスの道に進みたい」そして仕事は大工。見習いだけれど道具は全部自前。親からの借金で揃えるのが普通。

Fさんは看護師、休みがなかなか取れないのが悩み。
6人中4人を親が援助、また、サラ金に何十万と借金のあった子も2人。

幼年期や中学・高校までを夕張で過ごした若者たちが、今、現代のひどい労働条件のもとで、それぞれが必死でがんばっています。

 一生懸命働いているのに暮らせない…若者は自信も喪失…。こんな政治、絶対に変えるしかありません!

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一人ひとりの生活者が時代を動かす…夕張市内連絡所存続へ!

 2月10日、「まちづくり政策特別委員会」において 昨年3月に出されていた 市の方針「市内五ヵ所の 連絡所は全廃する。 激変緩和措置として、3年間は 移動窓口を週2回 各地域で開設する。」・・・これが、事実上、覆りました。
 私自身は 3月議会、6月議会、9月議会と連続して一般質問で取り上げ、住民たちが地域の頼れる窓口として 親しみ心強い行政機関として一番頼りにしている(詳細は11月9日ブログ)機関であり、集落が散在し交通機関も激減した夕張で 住民にとっては 一番必要とされている行政機関であることから、 存続すべきであると 強く訴えてきました。
 また、『連絡所の存続を守る会』が発足し、各地域の連合町内会長さんなどど協議し、結局のところ要請署名、陳情、申し入れ、要望署名、などなど、多様な方法で市民の反対意思を議会に届けました。署名数の合計は3116筆に登ります。詳細はこちらへ
 今回の市の発表によると、2年間は現状のまま 存続、その間に 連絡所がなくてもすむ方法を考えるのだとか。市民の意思は 『連絡所の存続、機能強化』です。
 2年後方針を出す際には「必ず、地域懇談会を開き市民と協議すること」を約束してもらいました。
市側が こうやって方針を撤回することになったのも 地域懇談会や反対署名で 市民の一人人ひとり・・・生活者が、きちん意思を明らかにしたことによるものです。
 今、日本中が 憲法改定問題、狂牛病問題、米国の軍備再編問題などに見られる 異常なアメリカ言いなり
 そして、耐震偽装問題、ライブドア問題、防衛施設庁談合問題などの陰の官や天下りのかか
わり、派遣や請負の仕事しかなく 収入が低くて生活も大変、国保料なんてとてもじゃないけど支払えない・・・こんな若者の 急増・・・!!
 こんな生活で 庶民=生活者 が満足しているわけがありません。
最近の合併も含めた 中間選挙 目を見張るものがあります・・・。
昨日の赤旗  ・・・    !(^^)!
5自治体選挙 6氏トップ当選!!
福知山市 (定数2-5) 1位
       (   2-4) 1位
       (   2-4) 2位         
境港市  (   16-17) 3位
高松市  (    3-7) 2位
三豊市  (    7-10) 1位
       (    4-8) 3位
指宿市  (    26-40) 5位
                 26位
鹿児島県志布志市(16-21)1位
            (10-11)1位
鳥取県若桜町   (10-13)4位
宮崎県三郷町    (4-8)1位
生活者・庶民の反撃があちこちで 始まっています!

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除雪より軍備?

各地で記録的な大雪となったこの冬。
夕張市では1月19日、1月としては観測史上2番目の181センチを記録しました。

2月2日の北海道新聞に大きく掲載された、「年金で除雪費出せないー高齢化率道内トップ 夕張市をルポ」の記事を読まれた方も多いことと思います。

今回のこの記事の取材に、案内役として同行する機会に恵まれました。
南部や南清水沢では、「屋根の雪下ろしは業者に頼むと2万円以上。年金暮らしでは負担が重いので、何日かかっても自分でおろす。」

…今冬は全国で屋根などの除雪中の高齢者等が、百人以上も亡くなっています。
「除雪ができなくなり、子どもと同居したり、施設に入る人もいる。今は高齢者同士の助け合いもあるが、さらに高齢化が進めばどうなるのか不安です…。」

そして障がいをもった方から「障がい者は福祉除雪を利用できない。昨年末、除雪業者から8日間で5万円の請求がきた。年金11万円で、この金額を払うのは無理。市は私たちの生活を本気で守ろうと考えているのか…?」

また「近所のお年寄りが、二〜三日見えないと思って声をかけたら、布団の上で倒れていて…。トイレにもいけなかったらしく…。」

さらに、亡くなって数日後に発見された方のことも耳にしました。
高齢になっても子どもに頼らず、自立した生活をしたい…多くの人の願いです。

憲法25条には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有し、国はすべての生活部面について、社会福祉、社会保障、公衆衛生の向上と増進に努めなければならない。」と明記されています。

誰もが人間らしい生活を保障される―これが民主主義です。21世紀は人権の世紀。
戦争の世紀と呼ばれた20世紀に戻すことなく、戦争を根絶し人権の世紀にするために、憲法九条をしっかりと守って、軍備に使うお金で社会福祉や社会保障の充実を! 

この憲法が保障する自由と権利を守るのは、私たち「国民の不断の努力」(憲法12条)です。

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