< 転載の要望があったので加筆・編集しました。>
「お国言葉で9条を」を参考に
「夕張言葉で9条を!」を新婦人有志で作成しました。全道の集会に発表して大好評!
昨日、後援会のお花見交流会でも、発表したところ大喝采でした。(ブログに写真入で載せました。)
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昔、夕張、喰うばり、坂ばかり ドカンとくれば 死ぬばかり
といわれて 石炭ほってきたべさ
今度は つるはし捨てて 鉄砲持てってかい ?
メロン作りやめて爆弾作れってかい ?
わしら そんなこと できねえって !
戦争は とられるばかり 泣くばかり
ドカンとくれば 死ぬばかり
地球もほろびてしまうべさ
わしら 世界中の人たちと
いつまでも いつまでも 友達でいたいんだわ
だから これからも ずっと ずっと 戦争やめるべし!」
・・・・・・・・・・・・
昔、いえ、最近まで
炭鉱では安全管理がずさんで、人命が軽視されてきました。
労働者は事故と隣り合わせの生活を余儀なくされてきました。
(それでも、戦後の食糧難の時代、“喰う”事だけはできたので、
危険を承知で働かざるを得なかったのです。)
夕張での昭和56年の北炭のガス突出による大事故は、
頻繁に鳴り響くガス警報のたびに、仕事を中断して避難していては
目標の出炭にならないと、警報機のスイッチは切られていた(!)そうです。
(出炭量によって賃金も増減するのです。)
又、事故後の裁判闘争のなかで、坑道を掘り進む際の
「ガス抜きの工事」もずさんで、きちんとガスが抜けるような
まともな工事ではなかったことが実証されました。
国のエネルギー政策として「ドンドン掘れ」という要請と、
人命を手軽に使い捨てる大資本の炭鉱経営!
国の政策で石炭を掘るために作られた山間の町は、
国の政策が「石炭はすべて海外からの輸入」へと転換が決まり、
(輸出と輸入のバランスをとるため~人件費の安い海外からの
輸入石炭は送料込みでも国内石炭とコストは変わらない。)
主産業を失い、大量の失業者。
今、人口は最盛期の一割ほどに激減、広がったままの集落、どんどん縮小される公共交通。
商業者の生き残りをかけた観光産業も、この不況です…。
まちを維持していくのが本当に大変な状況です。
あれから、20年たちました。
しかし、今回の尼崎のJR事故をはじめ、日本のあちこちの企業で
人命・健康を軽視する労働がじわじわ増え、労働者の被害が目に見えて増加しています。
イラクでの斉藤さんのように傭兵として働いている日本人も、
わかっているだけでも40人はいらっしゃるとか…。
親しい友人には「帰国して家庭をもちたい」と話されていたそうです。
40人の傭兵・・・その40人の一人一人だれもが人間らしい生活を望んでいるはずです。
しかし、九条がなくなれば、この40人が4千人にも4万人にもなるのではないでしょうか?
さらに、今度は給料は出ず、やめる自由もなく、断ることもできず・・・?
「旗を見せろ!血を流せ!お茶会じゃない!」というアメリカの要請・・・。
それにこたえようとする政府!
だからこそ、九条 が 要!!
「戦争放棄! 軍事力も放棄!」
人間らしい「人権」が、
そして、何より大切な「人命」が尊重される暮らしのために
9条は絶対に変えるべきではありません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上の文は、Love Peace のページに載せたものですが、
これを書いているうちに、
「炭鉱で命を奪われることと、戦争で命を奪われることって、同じだ!」
とつくづく思いました。
若いころは何となく「戦争はある程度仕方がない」と思っていました。
次第に「大企業の横暴と共通点が多い」ことに気づき、
それから「根っこは一つじゃないの!?」と思うようになりましたが、
特にビデオ「911ボーイングを探せ」を見てから、はっきりとそう思うようになりました。
お金のために戦場にも赴き、仕事だからと人殺しも辞さない傭兵だって、
得たお金は「人間らしい生活」に使うのです。
言い換えれば、「人間らしい生活」のために命がけの傭兵稼業。
ブッシュは有権者の批判をかわすために、イラクには米兵ではなく傭兵を増やしているとか。
そのほうが米兵の保障よりも安上がりだし・・・。
さらに、ほとんどの米兵も傭兵も、劣化ウランの恐ろしさを知らされていない。
保障を求めても責任回避される。
(5・15テレビ朝日スクープスペシャル)
しかも、劣化ウラン弾で汚染された地域には日本の自衛隊が・・・。
炭鉱でも塵肺で呼吸困難になり、訴訟の末、20年以上もたってやっと一部、国によって医療保障がされるようになりました。
命を危険にさらし、健康を害し、訴訟をして20年後にやっと医療保障。これだって国民の税金です。
本当は労災ですから企業が支払うべきものを、都合よく企業を破産させて、血税を使う。
破産させる前に上がった利益で作ったホテルや新企業に負担は一切ありません。
大資本が大きな利潤のために、庶民の健康も命も安く買い叩く、さらに需要が増えるよう巧妙に、
歴史の必然であるかのように戦争を起こし、「戦争だから、国を守るためだから」と殺し合いをさせる。
ローマ時代の 奴隷戦士たちに科せられた 命がけの戦い
現代の 庶民という名の奴隷たちに科せられた 命がけの仕事や戦争!
大声で日本中、世界中に叫んでまわりたい!
私たちは奴隷ではありません。
国民主権・恒久平和・基本的人権を尊重する日本の国の主人公です。
政府に命令しましょう。
「憲法どおり、戦争は絶対許さない!」
「憲法どおり、人命と人権を尊重する社会制度をつくりなさい!」
「憲法どおり、誰もが平等で安心して暮らせる社会をつくりなさい!」
「憲法で求めている理想社会の実現に努力しなさい!」 と。
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