6月議会で『高校魅力化』『図書館司書複数配置』について質問し、意見を述べました

ー6月12日から開催された第2回夕張市議会で、私が質問した概要をお知らせしますー

1、高校魅力化プロジェクトについて

質問1 ここ数年、夕張中学校から夕張高校への進学率が、5割前後へと減少が続き、昨年の3月議会では意見として『高校魅力化』の必要性を述べた。

また、昨年度から、夕張高校の魅力化として、各種資格試験受験料の半額補助や、通学バス費用の全額補助等が始まったが、市のHPの会議録などをみると、「自治体が主体的にかかわっていない高校が、危機にさらされている」という報告があった。

4月に開催された「夕張高校の未来を考えるフォーラム」の中で、様々な魅力化プロジェクトが紹介され、また、全国で60近い高校が海外短期研修を実施している。高校魅力化プロジェクトと海外短期研修について、見解を伺う。

答弁1 「夕張高校の未来を考えるフォーラム」は、今年創設した「地域人材育成事業助成金」を活用し、PTA連合会が主催したもので、最大の学びは、「高校の課題」を地域が一丸となって、「高校に何ができるか」を真剣に考え、「自ら実行する人材を地域がともに育てる重要性」、さらに「幼保小中学校の教育を高校につなぎ、地域教育の連続性と一貫性を構築していくことが大切」ということ。このフォーラムの中で、「夕張の抱える課題こそ、他地域にない最高の教育素材。夕張の可能性は無限大である。後は覚悟を決めてやるだけ」という助言をいただいた。魅力化を加速させたい。他校の模倣ではなく、夕張高校にしかない魅力、人材育成のコンセプトを明確に、多様なコンテンツを高校と連携し、体系的に整備していくことが重要。海外短期留学については、検討を進めている。

意見1 学力も人間力も伸びる教育環境を整えることで、「子育て地域」としての、教育ブランドを築き、若い家族のU・Iターンを引き込み、少子化に歯止めを。

2、図書館司書・学校図書館司書について

質問2 図書館が「地域の知の拠点」として、子どもや高齢者等、多様な学習活動を支え、地域課題解決の担い手を育てるため、住民にとって利用しやすく、人々の学習に必要な図書や様々な情報を収集・整理・提供する身近な社会教育施設として機能するためには、地域の課題や人々の情報要求、レファレンスサービス(利用者が必要な情報・資料に対して、資料を検索・提供・回答する)に対応できるよう、図書館を支える、専門職である司書が不可欠。

また、教育現場では、学校司書が入ることによって、読書環境が変わり、読書量が増え、自分で物を考えるようになり、子どもたちが好奇心を燃やし始める。教え込まれる教育から、自分で学び取っていく方向に、子どもたちが変わってくる。これらの活動の充実のため、「読書・学習・情報のセンター」としての学校図書館の整備を進め、そのためにも学校図書館司書の配置を。教育環境水準を変えようとしている今、それが難しければ、図書館司書を多めに雇用し、学校図書館でも勤務することや、開館時間の延長も含め検討できないか。

答弁2 図書館司書・学校図書館司書とも必要性は十分認識している。現在の司書に加え、新たな司書や司書補の育成も検討中。学校図書館司書については困難であるが、学校図書館の担当教員と司書・ボランティアが協力して読書指導や読み聞かせなどに当たっている。複合施設の供用開始に向けて、ボランティアとともに、共同で効果的な図書館運営を検討している。

意見2 本当に欲しいものは「空気、豊かな緑、保育所、図書館、子どもたちがのびのびと遊び、学び、安心して長生きができるー」これが本当の豊かな生活。夕張には空気も豊かな緑も保育園もあり、複合施設ができる。「魅力ある高校」と「地域の知の拠点」づくりで、市民の満足度アップと、移住・定住による人口増を期待する。

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