七十年後の地球は?

二年前にブームになった絵本「世界が100人の村だったら」(池田香代子再話)のルーツは、生物物理学や資源管理の専門家であり、環境問題の古典的名著「成長の限界」(共著)ドネラ・メドウズさんがアメリカの新聞数紙に書いた連載コラム「村の現状報告」が一冊の本となり、その中に収録されなかった内容が、もとになっています。

「世界が今と同じように動き続ければ、今から七十年後、私たちの子どもや孫の時代には地球上の資源がなくなり、食糧も足りなくなる。その前に、エイズや原発・核兵器・その廃棄物の被害で人類滅亡の可能性も。」

 こんな内容が、一人から数十人・数百人へとメールで次々に送られる間に、おびただしい人びとの気持ちをたっぷりと吸い込んで、世界の貧富の格差が主題となりました。
〇一年九月十一日のテロ以来、急激にインターネットを通じて世界中に広がり、日本では絵本になり、その後、韓国・台湾・中国やフランスでも翻訳出版、ついに「世界の教科書」に。
 
 このメールによって、ある種の世界意識のようなものが目覚め、おなじ地球上で膨大に開いた貧富の差に危機感を覚えたその矢先に、不吉な予感が的中!あのテロが・・・。

 米大統領が「これは戦争だ!」と叫び、なぜか日本の自衛隊が平和憲法を破ってイラクに・・・。
「現状に憲法が合わないから改憲‣創憲を!」の声。

 現状に合わないのは、憲法ではなく、無責任な政治家たちでしょう。
七十年後の子どもや孫、そして地球、どうします?

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