「教育再生」とこの国の未来を考える~子どもと教育を考える春の集い

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九条の会事務局長・東大大学院教授の小森陽一さんの講演と現場の先生たちからのお話も聞けるという~「教育再生」とこの国の未来を考える~子どもと教育を考える春の集いに参加してきました。

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北海道大学の大きな教室に150人が集まりました。

内容は

Ⅰ第二次安倍晋三政権による「戦争する国」づくりを阻止するために

Ⅱ安倍政権の「解釈改憲」による9条破壊を歴史的に捉えなおす

Ⅲ『戦争する国づくりのための危険な安倍「教育再

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生」5本の矢(藤田英典)

①思想統制の矢―――教科書検定の強化と侵略戦争美化の教科書の押し付け

②教育統制の矢―――全国学力テストの学校別結果の公表(競争主義の激化と学力の空洞化)

③人格統制の矢―――道徳の教科化と「心のノート」

小森陽一_0001④財政統制の矢―――教育予算と教職員の削減

⑤行政統制の矢―――教育委員会制度の改悪

Ⅳ「九条の会」10年の活動の教訓を学び、安倍晋三政権と対決していく

講演の最後は、「改めていま、学校を地域にひらくこと、地域の人たちと一緒に教育を考える輪を広げることを呼びかける」こと、そして「すべての運動をつなげて戦争をしない日本を守ろう」という内容でした。

小森陽一_0002-1「解釈改憲」による歴史を年代順に学び直しながら、背負った肩の荷の中身が透けて見えたように思いました。

最後に小中学校の現場の先生から「学力テスト」についての報告~道内の平均点が全国の平均点よりも低いので、そのためのテスト対策(学力にはつながらない)をするよう、しむけられてきていて、ただでさえ多忙な学校で、本当の学力にはつながらないテスト対策等、本末転倒というものでした。

~子どもを伸ばすことよりも、学力テストの平均点をあげることに力を入れるなど、教育委員会や学校管理職の姿勢が問われています。

会場で、小森先生の著書が販売されていて

「理不尽社会に言葉の力を」ソノ一言オカシクナイデスカ?~「格差社会」は言葉で退治せよ!キツ~イ一言にはヤサシ~イ正論・・・という本を購入してきました。子育て時期から仕事編まで「格差社会」に氾濫する言葉・理不尽とたたかう言葉が満載~「意欲の貧困」を考え「自己責任」論と言葉を操る者の連帯まで。ご一読をおすすめします!

 

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