これでいいの? 司法の死 ~ 裁判所   三権分立はどこへ?

非戦つうしん113臨時号を紹介します。
(文面は 抜粋です。 全文は 上記から どうぞ)
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転送・転載大歓迎  
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毛利正道 mouri-m@joy.ocn.ne.jp http://www1.ocn.ne.jp/~mourima/
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 私が原告代理人を務める「イラク派兵は決定的違憲」山梨市民訴訟で、26日裁判所
がとんでもない暴挙を行いました。全国から一斉に裁判所に抗議FAXを送って下さ
い。
忌避申し立てに対する拙速な却下決定をさせないためにも、なるべく今週中にお願
い。
・・・目次・・・
1 裁判所抗議FAXひな形  
2 忌避申立書
3 原告久松重光氏の当日のレポート 「司法の死」
4 当日、私が冒頭30分口頭で弁論した原告第3準備書面
5 当日、口頭で弁論した原告久松重光氏の陳述
・・・一部 抜粋・・・
平成16年(ワ)第301号 「派兵は決定的違憲」市民訴訟7月26日期日における、
「原告申請全証人採用却下 結審 判決日言い渡し」の暴挙を直ちに取り消し、弁論
を再開して、憲法尊重擁護義務を踏まえ違憲審査権を行使して下さい!
新堀亮一  倉地康弘  岩井一真 各裁判官様
あなた方3名の裁判官は、「派兵は決定的違憲」山梨市民訴訟7月26日第4回期日
において、「原告申請全証人採用却下 結審 判決日10月25日」と腰を浮かせな
がら早口で告げ、一目散に法廷から早足で駆け去りました。これは、10月4日1
3:30から17:00を証人尋問期日予定日として国代理人とも合意しており、・・・
弁論終結という重要な訴訟進行について意見を述べる権利・提出している膨大な
証拠物件に基づく最終弁論権・代理人本人が判決法廷に立ち会う権利まで蹂躙するも
のです。このような経過は、期日の直前に大きな圧力があり、これにあなた方が屈し
たのではとの司法権の独立蹂躙の疑いすら抱かせるものです。
私は、違憲審査権と憲法尊重擁護義務を有し、日本国民の中で希有な権限を持つあな
た裁判官が、イラクと世界で繰り広げられている戦争と憎しみの連鎖を断ち切るため
にも、憲法に基づく政治(立憲主義)を回復するためにも、自衛隊のイラク派兵の違
憲性に正面から向き合うことを、主権者として強く願い頭書のとおり求めます。
・・・今日は、法というものが、崩壊してゆく姿を見る思いでした。法廷指揮もなく、恥も
外聞もなく逃げてゆく裁判官の後ろ姿には、法を司る者の権威も何もなく、哀れな姿
でした。違憲裁判は・・・
・・・そそくさと逃げて行く裁判官の姿には、勝者の誇りがまるで感じられず、司法の敗
北、司法の自殺行為とうつりました。何の説明もできずに、ひたすら却下といっただ
けで、逃げてゆく裁判官の姿は、今後至るところに顕在化してくるだろう現実の予兆
のような威力を実感しました。
・・・相澤の言葉はとても印象的でした。「生まれて初めての傍聴でしたが、人間の楯として入ったバクダット侵攻のときに感じたものと同じものを感じました。イラクでは沢山の人の死を目撃しましたが、今日は、司法の死を眼にした思いです。」
ぼくたちの平和運動も、なお一層本気にならないと、とてもこの流れを止めることは
できないと思われました。若い国の代理人の薄笑いは、現代の教育と知のあり方全体
に関わる実に根の深い問題であると感じました。

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