「つくる会」の教科書を採択しないでください!

今日は新日本婦人の会の常任委員で教育長に
「扶桑社の中学校歴史・公民の教科書」を採択しないことを求める要請をしてきました。
「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した歴史と公民の教科書(扶桑社)の教科書は、侵略戦争を美化し、男女平等を否定、性別役割分担を押しつける内容で、前回も、国内外から多くの反対の声と運動が広がり、採択率もわずか0.039%にとどまりました。
 「つくる会」の教科書は今回も女性や子どもの人権を否定する立場でつくられ、日本の侵略戦争を正当化し、歴史を歪曲しています。南京大虐殺や朝鮮人強制連行、「慰安婦」などのアジアの人々への加害の事実を隠しています。2000万人以上のアジアの人々の命を奪った侵略戦争の歴史を二度と繰り返さず、日本の過去としっかり向き合い、歴史の真実を子どもが学ぶことは、アジアの人々とともに生きていくために絶対に欠かすことはできません。
 日本の侵略戦争を美化する歴史教科書が検定合格になったことに、韓国・中国などアジア諸国やメディアが、日本政府への厳しい批判と抗議の声を上げているのは当然です。
 「つくる会」はこの教科書を採択させるために、地方議会への請願や採択制度の変更など全国的に運動を展開してきました。また、検定中に一部の教員や教育委員会へ「つくる会」の教科書資料を配布するなど許しがたい違法を行っています。
 教科書で学ぶのは21世紀を担う子どもたちです。それにふさわしい教科書が憲法・教育基本法の理念にもとづいて、公正かつ民主的に選ばれるよう、以下のとおり要請します。
一、日本の侵略戦争を正当化し、史実をゆがめる扶桑社版中学校  歴史・公民分野の教科書を採択しないでください。
一、採択にあたって、教職員、父母、市民の声が反映されるよう  見本本の展示会場・期間などを広く知らせてください。
 以上が要請書の内容です。
 教育長は教科書採択委員会(教員・退職教員・市民代表など)でよく研究していただき、採択するよう努めたいとの回答でした。
正しい歴史認識がなければ、今後の方向性の正しさも見えてくるはずがありません。
 教育にかかわるすべての人たち、子どもたちをはぐくむすべての人たちに、
正しい歴史認識もち、今後の日本と世界のありようを考えてもらいたいものです。

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