一人ひとりの ”生活者” が 時代を動かす

  お正月は80歳に近い両親が暮らす十勝の実家に、妹たちやその家族たちと そして帰省してくる子どもたちなどなど、総勢16名が集合しました。忙しさに追われる日常から離れて、久しぶりの楽しいひと時をすごしました。
 年末・年始のあわただしさが終わっても続く 記録的な大雪と冷凍庫の中のような冷え込み。
 そんな中、今日1月10日付けの北海道新聞と朝日新聞に 「時代を動かす」ことに言及した記事が掲載されました。
(以下 朝日・道新より一部要約し引用)
朝日新聞…届け、希望の言葉  再生 新生 8 …「子どもが時代動かす」
大江健三郎さん~「この時代が良くないからと希望をなくすのじゃなく、よくない現実をしっかり見つめて押し返す勇気を持とう。そういいたい。」
毛利衛さん~宇宙の暗黒に浮かぶ青い地球を見て感じたことを伝えたい。「一人の命は世界の64億人、そして過去のすべての命とつながっている。一人は一人だけで存在しているのではない、と」
川田龍平さん~薬害・耐震偽装事件・そして戦争…。さまざまな責任があいまいにされていると思う。「人の命よりお金を優先する考え方が社会にある。それを変えていくのは一人ひとりだと思っています。」
北海道新聞…明日もきっと 暮らしをひらく 8…
 05年の内閣府の世論調査で「心の豊かさ重視する人」57.8%、 「物の豊かさを求める人」28.4% 、人々は30年近く心の豊かさをより強く求めてきた。
 この連載で訪ねた人たちは、モノ、カネではない価値を掲げ、具体的な方法でそれぞれの豊かさをつかもうとしていた。そこにあるのはネットワーク、仲間との連帯、そして、社会のうねりをつくっていこうとする志。時代はそうした人々によって切り開かれるに違いない。
神野直彦教授(東大大学院)~私たちは今まで、所有欲求を充足させるために存在欲求を犠牲にしてきた。自然と調和しながら、人間同士でふれあいたいという「存在欲求」が満たされたときに幸福を感じる。日本が安全な社会でなくなっている、人間のコミュニティー、絆が崩壊している表れ。
新しい社会をつくるとき、大切なのは 「どうやるか」ではなく、「なんのために」を考えること。受身の消費者ではなく、自立した精神を持ち、積極的に自分の生活を「創ろう」とする生活者や「アクティブ・シチズン」(積極的に行動する市民)の存在も大事。
人間が人間として生きることの意味を見い出す行動積極的に活動する生活者、行動する市民が地域を変え、人間がより人間らしくなっていく時代がくるー僕はこれからの時代を、そう前向きにとらえています。  
(引用 ここまで)
 
 少子高齢化、人口減少、国民負担増などなど これからの暮らしに 不安を募らせる方も多いことでしょう。 …しかし…
”よくない現実をしっかり見つめて押し返す勇気を持とう・一人は一人だけで存在しているのではない・人の命よりお金を優先する考え方が社会にある。
それを変えていくのは一人ひとり”です。積極的に活動する生活者、行動する市民が地域を変え、人間がより人間らしくなっていく時代がくる・・・一人ひとりが「生活者、アクティブ・シチズン」になれば 不安を解消できる日は遠くはないと思いませんか?…だって政治は選挙で多数決で変えられるのですから。 
懐かしい響きの「エコノミック・アニマル」~まだまだ現代日本に繁殖し、 日本を戦争する国に変えて 更に大もうけをたくらんでいるようです。
 気づいた人から「生活者・アクティブ・シチズン」になって、「エコノミック・アニマル」の方たちにも早く「人間らしい人間」になるよう 進化を促しましょう!
「誰もが人間らしい 生活をするために。」

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